-------------------------------------------------------------------------------- 15/0/0/2/魂散導0薬炸/否定島 −40子 10/0/0/2/押儀1黙黙撃避/JuN -------------------------------------------------------------------------------- 時空が崩壊し認識が乱れ男が女に変わったと見せかけて変わっていない世界なんていらない! 脱出! そして到着! おっといきなり美 男子発見、発見、んー、あれ、美少女? いや、美少年? どーれだ? またこの問題だ! さっきもこれ出題されてましたよーちょっと 神ーワンパワンパ! 発想を逆転してみると、もしかして私おんなじ一日をループしてますか? 脱出のキーはなんですか、見つけにくい ものですか、ちょっとキミのかばんの中を見せてもらってもよいかね? 突然迫ってきた枕に若干戸惑いながら、JuNはそれでも、いつもと同じように優しげな笑みを浮かべる。その真意を隠して。 「えっと、僕のカバンは部屋にあるので、今はちょっと見せられないんですけど…。うーん、とりあえず、枕投げしましょうか?」 サワヤカ! でもこの枕めに対して枕投げをしようとはつまり、あなたを投げていいですか、って訊いてるのと同じこと、つまりは愛の告 白、ラブアタック! ループの脱出条件はラブ成就と見た! よしいいでしょう愛の囁きを交わしましょう! 「よくわかりませんが、じゃあいきますよ! えい!」 愛! そしてニワトリ! ニワトリ!? もう愛の結晶が生まれた! 早い! ほうほうこれはケッコーなコケコッコーで。あつっ。あっ つ。あつい。ラブが燃え上がってますよーワーニンワーニン。むしろ爆発してますよ、あっれじゃあこれ愛じゃなくて芸術じゃね? ちょ 待っぶわー! 撃鉄に軽く焼かれ、枕が倒れる。なにがなんだかわからないまま終わってしまった。 「火力は抑えてあるから、一応大丈夫なはずですけど……」 この場所から逃げ出したいという気持ちは変わっていない。 でも、なんだか、この枕の格好をした女の子がおかしくて。 申し訳ないことだけど、ちょっとだけ、笑ってしまった。 それは、小さいけれど偽りのない笑顔だった。 -------------------------------------------------------------------------------- 勝者:JuN --------------------------------------------------------------------------------